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先日、原因不明の蕁麻疹に襲われました。始めダニの類かと思ってその対策をとってましたら、発疹はみるみる全身に広がって、酷い所では十五センチ四方の腫れが幾つも出来ました。何しろ原因不明です。昨日何か落ちてる物でも食べたかな?などと考えても心当たりがありません。その時、ふと思う所あって考え込むのを止めて、とりあえず寝ました。
思う所、といいますのはある心理カウンセラーが示したことです。骨組みだけ紹介しますと、全く知らない土地を一人で歩き、迷った。その時近くに人を見かけた時、「私は何故迷ったのですか?」と尋ねる人はいない。しかし事柄によっては平気で同じ趣旨の質問をしてしまう人が多い、というものです。具体的には、子どもが非行に走ってしまった親が、「私の育て方のどこが悪かったのですか?」と聞いたり、交友関係が上手くいかない人が「私の性格のどの辺りを直したらいいのですか?」と相談したりする状態。実際に考えるべきは道に迷ったときと同様、これからどうするか、ということなのですが。
「安心を求めている」「今後の反省に活かす」ためとして先の質問を肯定する人もいるかもしれませんが、道に何故迷ったかを尋ねて、「地図を用意してなかったからだよ」と答えてもらって原因が判明したとしても、それによる安心ってどれほどのものでしょう。で、以後地図を持ってこようと心に固く決めた所で、迷ったものはどうしようもない。問題が解決してないのに安心も反省もあったものではありません。
「自分のせいではない」という期待も含まれているでしょう。子どもが病気になった時、医者に「今は特に流行っている病気だ。」と言われると安心する親は多いでしょう。不振の時に「最近運が悪い」と思ったりするのも同じ。「何故迷ったのか」の考えを抜けていません。
大変難しいことではあるでしょうが、「どうしたらいいか」に考えをシフトすることが真剣に解決できる手段であるでしょう。