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 子供の頃、一番最初に書けた字はウルトラマンであった。一番のお気に入りのおもちゃもウルトラマンであった。そして一番最初の夢もまた、ウルトラマンであった。
 本気でなれるとは多分思っていなかったが、しかしなりたいと言う気持ちを押さえることができなかったのは確かである。
 この年になるまでそういう夢は色々抱いてきたと思う。憧れであったもの、熱中していたものに影響されていくつもの夢が現れては知らないうちに消えていった。
 そして今も、私はやはり色んな夢を持っている。特別することはなく、すべきことをもたらすような関わりもほとんどないため、私は自由にやりたいことをやれる環境にある。そんなわけで、私なりに色々やりたいことを考えている次第なのである。
 しかし今持っている夢は、どうも今までの夢とは性質が違うように感じる。今持つ夢は、現実逃避に思えてならないのだ。
 現実逃避といっても、叶える気がない夢ばかり持っているというわけではない。私の場合、夢は大体今の自分が持たないものを備えた自分の姿を想像しているもので、いつかはかくあらねばならないという思いが働いている。だから叶える気のない夢というわけではない。
 しかし、今持つ夢はある未来から逃れるために次々と浮かんでくるものであるように思われる。ある未来というのは、このまま時間が経ったとき来るだろうと思われる未来である。自分がこのまま余程意思を持って行動しない限りは結局行き着くであろうと思われる未来が頭のうちにあり、そこから何とか抜け出したいという思いから頭が勝手に夢を作り出している。
 だから現実逃避と言ってもあながち悪いものなのだとも言い切れない。少なくとも未来に対しただ呆然としてるわけではなく、危機感を持っていることが現れているからである。
 しかし決して真っ直ぐな夢とも言えないのが寂しいところである。かつて見た夢に比べれば何とも夢のない夢で、その意味では年を取ったものだと思ってしまう。その一方で、決まりかかった道を進みたがらないというのはいかにも若者くさい。やはり自分とはよく分からないものである。
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