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カレンダーのページをめくり、期待に胸躍る。8月がやってきました。
むかしむかし、アウグストゥスという偉い人がカレンダーを作り直すときに、八月に自分の名前をつけて、30日だったのを31日に増やして、そのせいで2月の日数が減っているとか何とか。だからまあ、8月31日に急いで夏休みの宿題をやっている小学生はアウグストゥスさんに感謝しなさい、なんていう小噺があるかは知りませんが、8月、長いですよね。何しましょうね。
ときに。8月のカレンダーには何か特別な印象を受けるように思います。それはまず祝日がない、ということ。左サイドには赤い数字が並んでいて、右サイドは青い数字。あと黒! そういう視覚的なわかりやすさに加えて(祝日がないのは6月も同じですから)、その色の違いが記号的意味を何も持っていなくて、赤も青も黒も全部休みという痛快さがありますね。
これを喩えるのに8月の空、というのはどうでしょう?上を見上げると抜けるような青空。遠くの空には入道雲が、青い空の美しさを引き立てています。
(実際には積乱雲というやつは夏の夕立の原因なのですけれども。「入道雲」というとなんとなくニュアンスが違いますね。)
(同じ喩えで言えば6月のカレンダーは一面の曇り空といったところでしょうか。どこまで言っても平日というのは気が塞ぎます。)
八月のカレンダーを見ていてもう一つ思うのは、8月15日の存在感。これだけ一様な8月の空の、よりにもよってど真ん中にお盆且つ終戦記念日という心理的に重い日がずっしりと構えているというこの絶対的な輝き。これはまさに太陽のあり方でしょう。生と死を象徴するように我々の頭上で活動し続ける太陽。なんだか宗教的なにおいのする話になってしまいました。