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 "きっとサクラ咲く"
  これは、今は苦しくても明るい春はきっと来るよ、ということの比喩である。だが私は今日、この"サクラ咲く"というのを体感したように思う。
  祖母の家へ向かう道中、長岡天満宮の大池のそばを通った。今がまさに見頃の桜が薄桃色に咲き誇っていた。それを目にして思ったのである。あぁ桜って綺麗だな、と。そして気づいたのだ。桜を綺麗だと思ったのなんて、本当に久しぶりだ、と。
  いつぶりだろう、そんなことは忘れてしまったが、少なくとも最近私は桜のことを他の花と同じ程度のものくらいにしか見ていなかった。今日、久々に桜を見て心を動かされ、私は久々に日本人に戻った。
  桜は、木に花がつく、というよりも、木が花になる、というような咲き方をする。どこからどのような距離で見ても繊細なのに、圧倒的な存在感を放つ。おまけに、散り方まで華麗である。椿みたいに首からボトッと落ちることもなければ、バラみたいにベロンと剥がれていくこともない。ただハラハラと春の空に舞う。美しい花だと思った。
  今春、二度目の受験を終えた私はやっと、本当の意味で、桜が咲いているのを目にしたのだろう。
  桜が咲いていて、それはとても綺麗だった。
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