孝太郎編集員と、ゲストの方とで、かわるがわる記事を書いてゆきます。孝太郎本体に関するお知らせ(ex.第○号を出しました!)をここですることもあります。
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日曜日のクラシックバレエの発表会。本番直前の緊張の中、舞台袖で、最終確認のためにと、踊りの振り付けを必死に思い出そうとしている子がいた。その子は突然、切羽詰ったように、「考えてたら、振り付けわからなくなってきた!」と、叫んだ。すると、たまたまその子の傍にいた、一緒に出演する先生がこう言った。
「あれだけ練習してきたんだから、曲がかかれば、身体が勝手に動く。考えすぎなくていい。」
人の記憶には、「知識や思い出の記憶」と「技の記憶」の二種類があるという。知識や思い出の記憶というのは文字通り、何か学習したことや体験したことの記憶で、技の記憶は、スポーツや踊りなど、何度も繰り返し練習することで得られる記憶のことだ。これら二つの記憶は、作られる際に用いる脳の部位が異なり、その部位とは、前者が海馬、後者が大脳基底核と小脳である。
記憶というと、海馬のイメージが強かったので、「知識や思い出の記憶」と「技の記憶」とで使用される脳の部位が異なるというのには、驚いた。しかし、同時に成程とも思った。特に頭で深く考えなくとも、身体が勝手に動くのは、「知識や思い出の記憶」ではなく、「技の記憶」を使用しているからで、冒頭に述べたような、突然振り付けが思い出せなくなるような現象は、普段、「技の記憶」によって身体を動かしているのに、本番直前になって「知識や思い出の記憶」によって振り付けを思い出そうとするからではないだろうかと。
これらの考えは、ぱっと浮かんできたもので、何の証拠もない憶測でしかないが、私は妙に納得してしまった。
「あれだけ練習してきたんだから、曲がかかれば、身体が勝手に動く。考えすぎなくていい。」
人の記憶には、「知識や思い出の記憶」と「技の記憶」の二種類があるという。知識や思い出の記憶というのは文字通り、何か学習したことや体験したことの記憶で、技の記憶は、スポーツや踊りなど、何度も繰り返し練習することで得られる記憶のことだ。これら二つの記憶は、作られる際に用いる脳の部位が異なり、その部位とは、前者が海馬、後者が大脳基底核と小脳である。
記憶というと、海馬のイメージが強かったので、「知識や思い出の記憶」と「技の記憶」とで使用される脳の部位が異なるというのには、驚いた。しかし、同時に成程とも思った。特に頭で深く考えなくとも、身体が勝手に動くのは、「知識や思い出の記憶」ではなく、「技の記憶」を使用しているからで、冒頭に述べたような、突然振り付けが思い出せなくなるような現象は、普段、「技の記憶」によって身体を動かしているのに、本番直前になって「知識や思い出の記憶」によって振り付けを思い出そうとするからではないだろうかと。
これらの考えは、ぱっと浮かんできたもので、何の証拠もない憶測でしかないが、私は妙に納得してしまった。
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