忍者ブログ
孝太郎編集員と、ゲストの方とで、かわるがわる記事を書いてゆきます。孝太郎本体に関するお知らせ(ex.第○号を出しました!)をここですることもあります。
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
最新CM
[02/10 編集長]
[01/04 編集部紅一点]
[06/01 なんばぁ]
[05/13 日曜担当者]
[05/10 いちこ]
最新記事
(04/03)
(11/17)
(07/21)
(02/10)
(01/01)
最新TB
ブログ内検索
[232] [231] [230] [229] [228] [227] [226] [225] [224] [223] [222]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 日曜日のクラシックバレエの発表会。本番直前の緊張の中、舞台袖で、最終確認のためにと、踊りの振り付けを必死に思い出そうとしている子がいた。その子は突然、切羽詰ったように、「考えてたら、振り付けわからなくなってきた!」と、叫んだ。すると、たまたまその子の傍にいた、一緒に出演する先生がこう言った。
「あれだけ練習してきたんだから、曲がかかれば、身体が勝手に動く。考えすぎなくていい。」

 人の記憶には、「知識や思い出の記憶」と「技の記憶」の二種類があるという。知識や思い出の記憶というのは文字通り、何か学習したことや体験したことの記憶で、技の記憶は、スポーツや踊りなど、何度も繰り返し練習することで得られる記憶のことだ。これら二つの記憶は、作られる際に用いる脳の部位が異なり、その部位とは、前者が海馬、後者が大脳基底核と小脳である。

 記憶というと、海馬のイメージが強かったので、「知識や思い出の記憶」と「技の記憶」とで使用される脳の部位が異なるというのには、驚いた。しかし、同時に成程とも思った。特に頭で深く考えなくとも、身体が勝手に動くのは、「知識や思い出の記憶」ではなく、「技の記憶」を使用しているからで、冒頭に述べたような、突然振り付けが思い出せなくなるような現象は、普段、「技の記憶」によって身体を動かしているのに、本番直前になって「知識や思い出の記憶」によって振り付けを思い出そうとするからではないだろうかと。
 これらの考えは、ぱっと浮かんできたもので、何の証拠もない憶測でしかないが、私は妙に納得してしまった。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]