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スケールの大きな(小さな)話。

 オーケストラは多くの楽器で構成されていて、いろいろな旋律が同時に鳴らされている。
 慣れていないうちは、目立ったメロディラインしか認識できないが、繰り返し聴いていると、主旋律の裏にある音の動きがわかるようになってくる。これがわかるようになると、わからないままきくより音楽が数段おもしろくなる。
 合唱をやっていると(おそらく多くの人がやったことがあるだろう)、主旋律とか対旋律とかいわゆるハモリというやつとかがあるのがわかりやすい(非常に大雑把な言い方だが)。ここで、主旋律以外のパートはつまらないかというと決してそうではない。私はむしろメインでないパートをやるのが好きだ。どんなパートも、練習しているうちに、不思議とその音の並びを「歌」と思うようになる。みんながそれを「聴く」という思いこみようなものが芽生える感じだ。
 ところがやはり、裏に織り込まれた歌は注意深くきいてやらないとよくわからないことが多い。ただ、メインの部分だけきいているようであっても、それを支えている響きもちゃんといっしょに自分の中にはいってきている。
 オーケストラも、それぞれの楽器が、それぞれの歌を歌っているのだ。それらがじつにうまく調和し合ってひとつの曲をつくっている。月からみた地球は青い球体であるように見えるが、そこには多くの生命があって、それぞれのリズムを刻んでいる。その多くの生命は互いに依存、影響しあうのであって、そうでなくてはいられない。様々なことがらが同時進行ですすんでいって、それがこの世界、青い地球をつくっているのだ。
 注意して、さまざまなところに「耳を」向けてみよう。そうすると、自分が何気なくきいていた音楽の奥深さに感じ入ることになる。音楽でなくとも良い。それぞれの楽器を人間の一人一人と置き換えても同じ話ができる。私たちはみんな歌っているのだ。宇宙は壮大な交響楽であるのだ。

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