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 私たちは、何によって季節の移り変わりを意識するのだろう。気候の変化、空の変化、日の長さの変化…様々なことが挙げられると思うが、小、中学校時代の私にとっては、登下校する道の周りにある自然の変化が、季節の移り変わりを意識するのに大きな役割を占めていたように思う。
 紅葉した木々を眺めながら、その木々の周りに落ちた葉の中でも乾燥していそうなものを選んでは、踏んでみて、その音を楽しむ。ススキに紛れて、大量に生えている茶色くなったくっつきむし(正式には「ヌスビトハギ」という植物の一種であるようだ。)が大量に服や鞄にひっつくのに悩まされては、夕方になると聞こえ始めるスズムシの鳴き声に耳をすます。秋の登下校は、毎日がその繰り返しであり、当たり前のことであった。
 しかし、最近はどうやらそれも当たり前ではないように思える。暖かい気候が続くためか、10月になっても紅葉を始めない木々も多い。スズムシの鳴き声も少なくなってきた気がする。少しずつだが環境に変化が出始め、秋を感じられるものも減ってきている気がして、どこか寂しい。
 このような変化はやはり様々な環境問題の影響なのであろうか。環境問題について考えるとき、必ず出てくるのは「私たちにできることとは何か」という問題である。大抵、一個人にできることなど限られていて、実行したところで結果に結び付くのか疑いたくなるものも多い。実際、環境問題が解決に向かっていくには、企業や国などの大きな組織の協力が不可欠であろう。しかし、大きな組織も人間一人一人の集まりである。すぐに結果に結び付かなくとも、一人一人の行動がいつかは解決に向かっていくと信じて、対策と思われることを継続していくしかないのかもしれない。
 破壊するのは容易いが、修復するのは難しい。そもそも、早く解決しようとするのが間違いだとも考えられる。私が幼い頃、「当たり前」だった自然の移り変わりが、これからも「当たり前」であるように、未来に向けて行動を起こしていくことを忘れたくない。
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