孝太郎編集員と、ゲストの方とで、かわるがわる記事を書いてゆきます。孝太郎本体に関するお知らせ(ex.第○号を出しました!)をここですることもあります。
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ま行を発音するには、まず口を自然に閉じた状態から、テキトーに息を押し出し、テキトーに鼻に抜けさせたりもし、テキトーに声帯も震わせ、適当に口をあける。
他人を小馬鹿にしたようで、表裏のある、掴みづらい性格の音。
「ま」は良い意味で「真」を表すかと思えば、同時に悪い意味の「魔」をも表す、変幻自在の音声。ゼロたる「ん」の音からやおら口を開いて「ンま」と発音。表だと思っていたらあっという間に裏の世界へ導く魔性の音。
「み」は不在たる「未」であると同時に、存在たる「身」「実」。見えると思ったら見えない。見えないかにみえて見える。そんなものに人間は魅入られる。
「む」はもっと強い不在。「無」。口を閉じる子音から最も狭い口の母音への以降は「ん」につながり、ゼロを表す。助動詞の「む」は未だ実現せざるものの推量・意志。
「め」は「目」。視覚に最も頼る人間が唯一絶対に見ることの出来ない盲点。「見えない」の「みえ」が約まった形かもしれない。
「も」は「喪」。未然の「む」と反対に、かつて有ったものが無くなっていまっていること。もう、何もかも。
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