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孝太郎編集員と、ゲストの方とで、かわるがわる記事を書いてゆきます。孝太郎本体に関するお知らせ(ex.第○号を出しました!)をここですることもあります。
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 今日で、私がこのデイリー孝太郎のための原稿を書くのも最後である。今年は。

 さて、どんなことを書こうかと自転車をこぎながら考えた。頬にあたる冷たい風が心地よい。静かな夜だ。最後だから最後らしい文章を書きたい。しかしどうもいいアイデアが浮かばない。どうしよう。

 と行き詰ったとき、前方1.5m程のところに、茶色い布のかたまりのようなものが落ちているのが見えた。うわぁあ、と言って私はハンドルをきり、なんとか「それ」にぶつからずにすんだ。手足のようなものが見えたから、それにたぶん縞模様をしていたから、たぶん「それ」は「あれ」だったのだろう。とても寒かった。

 鴨川にかかる橋の半ばで空を見上げた。月がとても明るかった。そしてそれにも負けず、星々がたくさん輝いていた。たぶん「あれ」も、そのうち星になるのだろう。

 今年も終わり。この一年、多くの命が様々な形で消えていったことだろう。少し寂しかったり悲しかったりする。しかしそれはまた新たな命が生まれてくることも意味しているのだと、そう考えることもできる。そう期待して、来年存在している命が幸せであるように願って、私は今日眠りにつく。

(26日と30日で執筆者を入れ替えてお送りしています。)

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