忍者ブログ
孝太郎編集員と、ゲストの方とで、かわるがわる記事を書いてゆきます。孝太郎本体に関するお知らせ(ex.第○号を出しました!)をここですることもあります。
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
最新CM
[02/10 編集長]
[01/04 編集部紅一点]
[06/01 なんばぁ]
[05/13 日曜担当者]
[05/10 いちこ]
最新記事
(04/03)
(11/17)
(07/21)
(02/10)
(01/01)
最新TB
ブログ内検索
[141] [140] [139] [137] [136] [135] [134] [133] [132] [131] [130]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 我が家のこたつの上にいま、奇妙なオブジェが乗っている。
 シャーレ様の容器に液体が入っていて、その中央に茶色い紙が、木の幹を摸して突っ立っている。この幹がシャーレの中の液体を毛細管現象で以て吸い上げて、その枝えだにまで染み渡らせると、液体が緑色に結晶し、いかにもクリスマスツリーのように見える、といった趣向だ。
 しかし…何だ。クリスマスを三日過ぎ、このツリーも何だか所帯じみた有様に変貌してしまっている。幹に吸われなかった液体はそのままシャーレの中で結晶して、ブロッコリーのよう。そう思うと、もう木全体がブロッコリーの木に見えてくる。飾り付けのラメのパウダーも香辛料のように光ってむなしい。てっぺんのお星様もブロッコリーに侵蝕されて傾き始めた。
 そもそも、こういった「部屋に置いたらお洒落だろうな」と思って買うような物は大体部屋の雰囲気に調和しないものだ。我が家のクリスマスツリーも、朝食の漬け物の残り、醤油差し、急須、といった日常感溢れるグッズに囲まれて、異様な雰囲気を放っている。しかしながら、これは日本の異国文化の積極的な受容(正月の一週間前にわざわざクリスマスをやる、といった類の)を象徴しているようでもあって、これはこれで悪くもないなと思うのである。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
<< 12/29 HOME 12/27 >>
忍者ブログ [PR]