孝太郎編集員と、ゲストの方とで、かわるがわる記事を書いてゆきます。孝太郎本体に関するお知らせ(ex.第○号を出しました!)をここですることもあります。
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本日のデイリーはひょんな事情により金曜担当者による代筆です。
「オカルト」という言葉があります。一方で「カルト」という言葉もあります。筆者は長い間、これら二つを同一の単語と見なしてきまして、そしてつい最近になって気付いたのです。あ、「オカルト」という言葉がある一方で「カルト」という言葉もあるぞ、と。恐らく日本語で名詞を丁寧に言う接頭辞「お」と混同して、今までは気にならなかったのだと思います。でもそれならば表記は「おカルト」になりそうなもの。調べてみますと、二つはやはり全く別の単語。
オカルト【occult】…超自然の現象。神秘的現象。
カルト【cult】…宗教的崇拝。転じて、ある集団が示す熱烈な支持。 (大辞泉より)
語源的にも別だという説が有力なようで、意味的にも明確に区別されています。しかしながら、ここからは私見ですが、英語の綴りを見ても、「oc」がついているかついていないかの違いだけであって、多分英語の話者の方でも両者を混同している人は多いのではないでしょうか。
前回の金曜の記事と重なるところがあるかも知れませんが、言葉はシニフィアンとシニフィエが完全に対応した強固な論理体系というわけにはいかず、単に発音が似ているからという理由だけで意味が近寄って変質したりすることがままあるようです。そしてまたその裏には、やはり現実社会で起こっている出来事が大きく関わっていることが多いです。「オカルト」であれば、この言葉がよく聞かれたのはオウムによる事件が問題になったころでしたでしょうか。最近は聞かなくなりましたね。今の流行は「スピリチュアル」でしょうか。
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