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 喉が渇いたので、コンビニに入ってペットボトルのお茶を買う。鞄に空きがあるので、ビニール袋を貰っては余計なゴミになって邪魔だ。ここはひとつ「あ、袋要りません」と店員に向かって言い、ペットボトルをビニール袋に入れずに直接渡して欲しい旨を伝える。店員としては、その申し出を聞いて、そのままペットボトルを差し出せば職務をまっとう、給料が無事支給、安定した生活、となるわけであるが、やはり何か意味のある言葉を発した人間に対して無言でその命令に従うのでは具合が悪い。
 そこで店員さんは様々なレスポンスを試みる。「恐れ入ります」。これはもっともシンプルな返答だろう。出過ぎたことをしました。お客様の意図を汲めなくて申し訳ありません。そんな意図など汲めるはずもないが、一応何の言葉もなく通じ合えるのが理想、ということにして、店員の側が謝る形をとることで一応その場が調整されて安泰。何とも日本的な語彙である。
 或いは「ありがとうございます」、こんなのも聞いたことがある。店員はいったい何に感謝しているのだろうか。店ごとにレジ袋削減のノルマでも決められているのかも知れない。目標到達に貢献して下さいましてありがとうございます。もし本当にそうだとしたら、こちらも日本的な、そして現代的な考え方であり、何とも悲しい気持ちがする。目標を設定してしまうと、その目標を設定した意味、意義が見えなくなってしまうのだ。隠蔽体質、賞味期限偽装。ああ、やだやだ。
 私としては、自然な笑顔で一言「はい!」とでも言ってもらえれば一番嬉しいと思う。下手に言葉を重ねず、場に合わせた無理のない表情を作る。これが私のもっとも愛する"日本的"である。何か、地球温暖化という問題が権威的すぎる(重要なことだとは思うが)ために、誰かに見張られているような、ぎこちない心持ちになっているところが、われわれの中にあるのではなかろうか。
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