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 ネタがないことをネタに書かれた文章ほどつまらないものはない。しかし今回に至ってはこの手段を採らずにはいられないだろう。なにせ現在、11月16日の23:19。ネタがないというよりは時間がない。いずれにせよ書いている自分の状況を書くという、文筆のショート回路は大した文章を生まないだろう。そんなことは百も承知で、敢えて今日はだらだらと時間の許す限り綴ってみようと思う。
 小学校の卒業文集でどうしても書くことが考えつかないという友達がいた。「小学校での思い出」若しくは「将来の夢」と大まかな題は与えられていたものの、それではあまりにも抽象度が高かったようだ。担任の先生も入稿の〆切などあったのだろう。困じ果てた風だった。ところが、とうとう時間に窮して彼が無理矢理書き上げた短い文章は、奇跡的に芸術的なものだった。流石にここに全文を載せるのは憚られるが、私にはかなり印象的な文章で、今でもかなりの部分を覚えている。
 「羽があったら飛びたい」で始まる彼の文章は、題の抽象度を遙かに上回る抽象度で、「~なら○○したい」を次々に羅列してゆく。そして最後に「僕は勉強が嫌いだ。遊ぶことが好きだ。」とやはり抽象的な宣言をして終わる。今になって思うが、これはトリスタン・ツァラの「ダダ宣言」に似ている。「言いたいこと」?そんなもんねぇよ。それが俺の言いたいことだ!何とも体制に対して挑発的な態度。この文章は今読んでも瑞々しく心を打つ。小学生の彼に、そこまでの意図など無かっただろうが、子どもというのはガチガチの観念に固められていないだけに、時としてこのような一発逆転ホームランを打つものなのだ。
 23:43。そろそろupの作業を始めるべきだろう。一発逆転ホームランを打つには、私はもう生き過ぎているようだ。来週からはちゃんと計画的に書こうと思う。
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