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  「文字通り」という言葉について、思うところがありました。
 なんとなれば、例えば「一日中走り回って文字通りへとへとだ」などと言っている人がいた場合、「君、それは『文字通り』という言葉をうまく使えていない。修飾される言葉に額面通り以上の意味が含まれてしまいそうな場合にのみ『文字通り』は有効なのだよ。単なる強調表現とは違う。」と諭してあげたい気持ちにいつも駆られていたのでした。つまり、慣用句を使うときにその構成要素そのものの語義を際だたせたいときに、「私はグルメリポーターを生業としておりますが、最近仕事が減って、文字通り飯の食い上げなのです(笑)」などとうまいこと言うために、「文字通り」という言葉があるものと思っていたのです。ところが、
 大辞林で調べてみましたら、別にそういうわけでもなく、「文字に記したとおり。少しもうそや誇張のないさまにいう。」とあって、例文には「文字通り一文なしだ」と書いてありました。思ってたのと違って、軽度に落胆しましたが、私の用法が否定されたわけでもないので、私としては向後も私の用法でこの言葉を使っていきたいと思います。はい。
 ところで先日、何かニュースだったでしょうか、「文字通りくの字になって寝る」とかいう表現に出会いましてはっとしました。「文字通り」という言葉自体も、「文字」という言葉を「本来の語義」という意味で曲げて使っているのであり、上記の例文では、「く」というのは確かに文字でありますし、まさに文字通りの「文字通り」、メタ文字通りであるなあと思って笑いました。おわり。
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