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単に「掃除」というと、雑巾掛けであるとか箒で掃くであるとか、昔小学校でやっていたような、或いは寺の小坊主などがやっていそうなイメージが浮かぶのだが、そうすると最近私が行っている私の部屋の掃除というのは掃除と呼ぶには少し不相応な気がする。例えばそこいらに散乱しているもの、モノ、物をもと合った筈の場所へと返す。場所というのは本棚であったりCDラックであったり机の引き出しであったり、はたまたテレビ受像器の上であったりして、そんな作業を繰り返すうちに、このモノはこの場所で良いのか、とか、ここを空けるとこっちの物がいっぱい入る、とかそんなところで部屋中の本やら何やらを引っ張り出して、果ては模様替えに発展したりする。そんな営為を「掃除」と呼んだりしている。
在庫管理と呼ぶべきかもしれないそんな作業をしていると、いくつかの法則を意識するようになる。
法則1:同種の物は集める
基本中の基本であるが、それだけに大切である。本であれば文庫、新書などのサイズ別で分ければ見やすいし、収納効率がよい。また同じサイズであっても、例えば音楽CDとゲームソフトなど種類の違う物は分けておけばどこに何があるかわかりやすい、というのは当然である。図書館の十進法などと同じ精神である。
法則2:よく使うものは手に取りやすい位置に
例えば調べ物によく使う本は机の近くに置いておけばいいし、使用価値がゼロで偶に見て思い出に浸るためだけに存在しているようなブツは一番下の引き出しの奥にしまえばいい。図書館の喩えを借りれば、図書館の本は公共のものなのでよく使うも何もなく、せいぜい新着図書を入り口近くに置いておくぐらいなものであるのに対して、自分の部屋は自分のニーズのみに従ってカスタマイズすればよいので、自分と鋭く向き合うことになる。それが楽しい。
以上の法則はあくまで原則であり、実際に整理をし出すと、収納スペースの形状が法則に合わないこと、法則1と2が噛み合わないことなどもざらである。だからこそこの作業は人間味があって面白い。生きることそのものですらあるのではないかと思わされるものである。