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「箸が転んでもおかしい年頃」とはよく言ったものだが、少し前まではその感覚は実に共感できるものだった。箸どころではない、本当に取るに足らないことがおかしくて仕方なかった。見慣れたものでも、その時の気分が違えば私の目には真新しく映り、逆に知らないものやことでも懐かしい愛しさを感じることができていた。
 
しかし最近は、その感覚が徐々に失われていることに気づかされる日々だ。私の知る季節の移り変わりも、はや20周目だ。その変化にふと目を留めることも少なくなった。信じられないような偶然や作り話の世界にこころを動かされても、その感動はそのとき1回限りだ。思い出し笑いなんて、すいぶんご無沙汰だ。まだまだ若いはずなのに、急に年寄りくさくなってしまったなぁ。
 
生活とはなんとも平凡だ!旅へ出ても、誰かに会っても、世界は一つの平面上に並べられているに過ぎない。その世界から消えさる「死」ですらきっと平凡だ。宗教だって倫理だって、平面上の平凡な生き物が作り出した。この世に崇高なものがあるのか?そんなことを考えながら日々をすごしている。
 
きっと今の私はこの平凡さに退屈しているのだろう。自ら動き出すことは無いが、この平凡が誰かによって打開されることを心のどこかで期待している。やはりまだまだ私は青いのだな。
 
平凡もまたいい。平凡に甘んじるのではなく平凡を楽しむことができる大人になろう。
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