孝太郎編集員と、ゲストの方とで、かわるがわる記事を書いてゆきます。孝太郎本体に関するお知らせ(ex.第○号を出しました!)をここですることもあります。
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大学の講義の関係で、digit span testというものを受けた。これは、読み上げられていくランダムな数字を記憶し、全ての数字が読み上げられた後に、それらの数字を紙に書いて再現する、というものだ。講義中では、4個の数字から12個の数字まで、2試行ずつ行われ、さらに、読み上げる言語も、日本語、英語、第二ヶ国語の場合が試された。
まず、母語である日本語で実験が行われた。4個のうちは、まだ簡単だと思えたが、7個を過ぎたあたりから段々と苦しくなってきて、12個にもなると、正直もう何が何だかわからなくなってくる。英語の場合は、尚更で、今度は単純に数字が覚えられなくなるだけでなく、数字の個数が増えて「two five three nine six …」と連続で読み上げられるうちに、頭にぱっと数字が思い浮かばなくなったりする。
これらのことから考えて、実験結果は日本語>英語>第二ヶ国語の順に悪くなるだろう、と思っていたのだが(実際、講義内での平均値は予想通りになったのだが)、自分の結果は違った。なんと第二ヶ国語の結果が一番良かったのだ。まだ勉強し始めてから1年程度しか経っていないのに、何故、第二ヶ国語の結果が一番良かったのか。それは数字を記憶するときの方法の違いが理由だと考えられる。
私は日本語と、英語のときは、数字を一つずつ順に覚えようとしていた。しかしこの方法だと、数字の個数が増えてきたとき、最初の方の数字を忘れたり、最初と最後の方の数字は思い出せても、中間部の数字が抜けてしまったりしていた。そこで、第二ヶ国語のときは、個数が増えてきたら、一つずつ順に覚えるのではなく、数字の塊毎に覚えるようにした。例えば、8個の数字が読み上げられるときは、前半4個と後半4個の2つの数字の塊として覚えるといった具合である。こうすることで、1つずつ覚えるよりも、数字を覚えやすくなったのだ。
実験の後、人間の短期記憶の容量の限界は7±2チャンクであることを学んだ。ここでいうチャンクとは情報の単位で、見た目のまとまりや、意味的なまとまりのことである。
私が実験の際に数字を塊として捉えることで、数字を覚えやすくなったのは、このチャンクが関係しているのだろう。自分が実際にやったことと学んだことの間に繋がりを感じた瞬間だった。
まず、母語である日本語で実験が行われた。4個のうちは、まだ簡単だと思えたが、7個を過ぎたあたりから段々と苦しくなってきて、12個にもなると、正直もう何が何だかわからなくなってくる。英語の場合は、尚更で、今度は単純に数字が覚えられなくなるだけでなく、数字の個数が増えて「two five three nine six …」と連続で読み上げられるうちに、頭にぱっと数字が思い浮かばなくなったりする。
これらのことから考えて、実験結果は日本語>英語>第二ヶ国語の順に悪くなるだろう、と思っていたのだが(実際、講義内での平均値は予想通りになったのだが)、自分の結果は違った。なんと第二ヶ国語の結果が一番良かったのだ。まだ勉強し始めてから1年程度しか経っていないのに、何故、第二ヶ国語の結果が一番良かったのか。それは数字を記憶するときの方法の違いが理由だと考えられる。
私は日本語と、英語のときは、数字を一つずつ順に覚えようとしていた。しかしこの方法だと、数字の個数が増えてきたとき、最初の方の数字を忘れたり、最初と最後の方の数字は思い出せても、中間部の数字が抜けてしまったりしていた。そこで、第二ヶ国語のときは、個数が増えてきたら、一つずつ順に覚えるのではなく、数字の塊毎に覚えるようにした。例えば、8個の数字が読み上げられるときは、前半4個と後半4個の2つの数字の塊として覚えるといった具合である。こうすることで、1つずつ覚えるよりも、数字を覚えやすくなったのだ。
実験の後、人間の短期記憶の容量の限界は7±2チャンクであることを学んだ。ここでいうチャンクとは情報の単位で、見た目のまとまりや、意味的なまとまりのことである。
私が実験の際に数字を塊として捉えることで、数字を覚えやすくなったのは、このチャンクが関係しているのだろう。自分が実際にやったことと学んだことの間に繋がりを感じた瞬間だった。
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