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 いつも通りの電車で、いつも通り揺られ、いつも通り改作口をくぐり、いつも通り大学に向かって最早見慣れた道を歩いていた…筈だった。だけど、今日はどこか「いつも通り」ではない感覚がした。何が「いつも通り」ではないのか。
 それは、視界の広さだった。
 いつもよりも目の前が開けている感覚が「いつも通り」ではない原因だった。
 そこで、私は、最近常に自分が若干斜め下を向き、自分の立っている位置からほんの数メートル先しか見ずに歩いていることに初めて気づいた。たとえ前を向いていたとしても、遠くのほうまでは見えていなかったのだ。
 少し、いつもよりも上向きに、そしてより遠くを見るだけで、こうも見慣れた道が違ったものに見えるのか、と驚いた。以前このデイリー孝太郎で、学校まで行くのにいつもと少し違う道を通るだけで、見慣れた景色から新たな発見をすることができる、というようなことを書いたが、道を変えずとも、自分の視点を少しいつもと変えるだけで、見慣れた世界は姿を変えるのだ。

 いつもよりも少し上を向く。すると、果てしなく広がる空と、遠くに山の木々が見えた。
 視界は予想外に広かった。歩くうちに、次々と新たな発見をし、同時に自分がいかに周りを見られていなかったかに気付く。
 今日の天気はあいにく曇りだったけれど、不思議と気分は晴れやかで、明日もこの広がった視界を保てる気がした。
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