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各自の教科の習熟度…つまり得意や苦手に応じてクラス編成を行い、授業の効率を上げようとする、習熟度別学習。私自身も確か中学校のときに経験したことがあるが、そのときは、各自の理解度に合わせて指導してくれるのだから、きっと良いものなんだろう、くらいにしか考えていなかった。
 だが、最近になって知ったのだが、どうやらそうでもないらしい。習熟度別は欧米では破綻済みの学習法で、学力を底上げせず、学力格差を拡大するだけだという見方が強いらしい。また、文部科学省の学力調査の結果、習熟度別授業を受けた子と受けない子の成績には差がないことが明らかになっているというのだ。
 確かに、習熟度別にしなければ、一クラスの中に、ある教科が得意な子も苦手な子もいることになる。それは一見効率が悪いようにも見えるが、得意な子と苦手な子が同じ授業を受けることで、苦手な子が得意な子に教えてもらうことができるのは、実は効率が良いともいえる。というのも、苦手な子は、得意な子が友人またはクラスメイトであれば、教師よりも質問をしやすいし、得意な子は得意な子で、苦手な子に教えることを通して、自身の理解を深めることができる。後者は、心理学から見ても、個人での資料を読むだけ、聞くだけの学習による記憶(学習)定着度は10%~40%程度なのに対して、聞いた内容を書き取り、更に人に話す学習だと定着度が90%であることを考えると、確かだといえる。
 今まで漠然と良いものだと思い込んでいたものが、そうではないと知って、非常に驚いた。もし自分が教師だったとして、良かれと思って生徒にしていたことが、そうではなかったら…と考えると何ともいえない。何でもただ鵜呑みにするのではなく、色々な角度からものをみる、様々な情報を集めて分析する。これらのことの大切さを改めて思った。
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