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先週の記事からも察せられるとおり、最近言語学に強く興味を持っているので、今回もそのあたりの知識をひけらかして終わろうかと思う。
五十音図というのは「あかさたなはまやらわ」の順番に並んでいるのだが、今までごちゃごちゃに見えていたこの順番の意味が最近分かって感動した。「あ」が最初なのはまぁ母音だからよい。問題は子音を伴った以下の順番である。
先に基本的な述語を説明しておこう。子音というのは口の中のどこかの部位を使って息の流れ方を変えて音を調節して出しているのであるが、この働きを調音(母音に関しても調音という)といい。調音を行う部位を調音器官という。また、調音器官が同じであっても様々な音が出せることが分かる。子音の発音の瞬間に声帯が震えていれば有声音といい、息が鼻に抜けていれば鼻音という。
まあ、理屈をこねるよりは実例を見た方が簡単であろう。五十音を順番に見ていこう。
「か」…調音器官は軟口蓋。つまり、口の上蓋の柔らかい部分であるから奥の方。この軟口蓋と舌の付け根で一旦息を止めてから一気に解放するため破裂音と呼ばれる。また、声帯は震えていないので無声音。有声音は「が」になる。
「さ」…調音器官は歯茎。専門用語としては「しけい」と読む。「し」のみ後部歯茎を使う。こちらは破裂を伴わず、狭い隙間を息が通って音を立てているので摩擦音。無声。有声音は「ざ」になり、やはりそのまま点々を付けた形になる。
「た」…無声歯茎破裂音。ほら、もう分かってきたでしょ。有声は「だ」で、またしても点々の形。
ここまで書いてきて疲れたので、「な」以降は来週にまわそうと思う。でも何となく「あかさたな」ぐらいまでの順番の意味は分かっていただけたのではないだろうか。それでは続きをお楽しみに。