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孝太郎編集員と、ゲストの方とで、かわるがわる記事を書いてゆきます。孝太郎本体に関するお知らせ(ex.第○号を出しました!)をここですることもあります。
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今週は月曜から4日間地元を離れていて、昨日帰って来て寝て、今日(これが掲載されるのは今の私にすれば明日だ)特売になっているノートを買いに行ってそのついでに大学近辺を自転車で回った。4日間とはいえ自分の感覚ではずいぶん久しぶりにわが町を見た感じで、なんだかこの前とは違った風景に見える。幻想的な感じもした。ちなみに大学付近は、合格発表後5日、というタイミングもあってかなにか知らないが、若者とその親っぽい3人組とか、おばさんの集団とかで割とにぎわっていた。で、なにげなく空を見ると、大きな風船みたいなやつがワイヤーらしきものにつながれて高く浮かんでいて、これは何かの観測か実験かだな、よし、見に行ってやろうとワイヤーの元を目指して走り出した。すると、まぁ見つけたときからわかってはいたけれど理学部・農学部のある方へ私は向うことになった。そしてしばらく走っていくと、どうやら農学部の建物の屋上からそれが飛ばされているらしいとわかった。たいてい屋上というのは立ち入り禁止で、自分の属している学部ならまだしも知らない建物に入っていくには臆病だった私は、―いま思えば知らない建物こそ行ってみるべきだったようにも思う―あったかいし、とりあえず学部の掲示板を見に行こう、とよくわからない理由をつけてそこを離れた。そういえば、外にいて違う雰囲気を感じたのは、単に暖かくなったからなのかもしれない。で、掲示板を見に行くと、まだ合格者番号一覧があって、しっかり見てしまった。番号が連続しているのは長くても6つくらいで、これだけ続いているのもめずらしく、つまり、なぜかうまく分散していることがわかった。確率論的に考えれば当然じゃん、なんて言われるかもしれないが、実際そうなっているのをみるとおもしろい。よくみると、去年の自分の番号が今年もそこにあって、そのおかげで、ここにならんでいる番号、紙に印字された4桁の数字ひとつひとつに、いろいろドラマがあることが想われて、―当然、ここにない“とばされた”数字たちにもそうである―時の移ろいやら、この社会、世界の中の一員としての自分という存在についてやら、頭の中をさまざまなものが行きかった。で、そんなことを考えているうちに、空に“とばされた”風船のことは、忘れてしまっていた。

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