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今日、歯医者に行って、親知らずを抜いてきた。完全に生えきっていない歯だったので、どうなるかと不安だったが、思っていたよりもあっさりと終わり、全体の診療時間も30分程度の短いものだった。現在、だるさは多少残るものの、特に痛みもなく、ほっとしている。
さて、親知らずとは、第三大臼歯の俗称であるが、何故、親知らずと呼ぶのだろうか。
通常の永久歯は乳歯が抜けた後に生えてくる。乳歯を永久歯の「親」と考えると、第三大臼歯には対応する乳歯が存在しない。だから、第三大臼歯を親知らずと呼ぶのだと、私自身は考えており、また、それが正しいだろうとも思っていた。
しかし、インターネットで検索してみると、どうやら違うようだ。親知らずの語源は様々な説が存在し、私が考えていた説もあるにはあるらしいが、現在最も有力とされているのは、昔の人間は現在よりもずっと短命で、第三大臼歯が生えるのは、多くの場合、既に親が亡くなった後であったからだという説らしい。
言われてみれば、成程と思えるが、人間の寿命は80歳程度までとされている現在、私にとっては意外な説であった。これを機に、日常で何気なく使用している言葉の語源を調べてみるのも面白いかもしれない。
ちなみに、親知らずのことを、英語ではwisdom toothといい、これは、親知らずが、物事の分別がつく頃に生えることからきているようだ。また、韓国語では愛の歯と呼ばれ、こちらは、親知らずの生える時期は、異性に対する関心が高まってくる時期であることと、親知らずが生えるときの痛みが、恋の痛みのようであることからきているらしい。言葉というのは、やはりその国の文化や考え方の影響を受けて形成されているのだろう。語源を国毎に調べてみるというのも面白いと思った。