孝太郎編集員と、ゲストの方とで、かわるがわる記事を書いてゆきます。孝太郎本体に関するお知らせ(ex.第○号を出しました!)をここですることもあります。
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た行の音は、純粋なt音を持たない「ち」「つ」を除いて、おおむね文章の骨格を形作るのに貢献している。
「た」は過去の助動詞、断定の助動詞、或いは男子の名の末尾。「た」で終わる文章はたくさん大量に多量にあり、文章を終えて他者へ引き渡すのであった。
「ち」は「血」「痴」「恥」「稚」。ちょっとしたタブー、あまり見たくないもの、できれば話題に上るのを避けたいもの。であるにもかかわらず、「し」と同様に子音が変化しているために弁別性が強く、日本語の単語に多用される音声であるから、いくら恥ずかしくても発音せずにはいられない。伝えたいけど恥ずかしい、言葉の二面性を代表するかのような音。
(ちなみに、先週書くべきことだったが、日本語には「し」で始まる単語が一番多いようだ)
「つ」は詰まる音。つっかえる音。「つ」で変換される漢字は少なく、日本語で一番短い音かもしれない。音の長さがゼロの促音は小さい「っ」で表される。
「て」は「手」しか対応する漢字を持たず、それ以外はほぼ「てにをは」の「て」であり、文章をゆるやかに流してゆく。
「と」は接続や引用や並立の助詞で、「て」に比べると、一旦文章の流れを遮って展開させる働きをする。
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