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 数週間前から、大根葉の水栽培をしています。買ってきた丸ごとの大根の、葉のついていたところを5センチほど残して切り、水につけておくだけ。小学校の頃何かで読んで知って、祖母に頼んでやってもらって以来です。

 

 最初は、もともとついていた葉の痕跡(薄黄緑)があるのみの状態でした。数日経っても見た目には変化がありません。5日ほどして、気になって触ってみると、痕跡、それも太いのがぱらっと取れました。高校生物を思い出しました。アブシシン酸の合成による離層の形成です。確か。その後、外側にある痕跡から順に崩れていきましたが、中央部の一回りだけは残りました。

 

 そして、興味が薄れ始めた頃、3ミリ四方くらいの、ひときわ濃い緑の葉の一群が見られました。中央部に残っていた葉の痕跡の間から出てきていました。その後も葉はすくすくと()育ち、今では長いもので67センチくらいになっています。

 

 中央部に残っていた痕跡は、新葉が34センチになったくらいのとき、外側と同じようにぽろっと取れました。新葉が強くなるまで、支えとなっていたようです。一昔前に「ど根性ダイコン」、アスファルトの端に育った大根が話題になりましたが、そう極端(文字通り)でなくても、生命力は眼を見張るものがあります。部屋にこれを置いているだけで、何やら頼もしいような気分になりました。

 

 しかし、呑気なことばかり考えてはいられません。何故これを育てているか。食用です。もうすぐ収穫です。この危うい関係がなんとも生きていることを実感する手立てのようにも感じます。今、若芽を一枚摘んで、噛んでみました。柔らかで、素朴な苦味と、青くさい香りがしました。

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