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 最近お気に入りのパン屋さんがある。こじんまりした小さなたたずまいで、おいしそうな匂いをいつも漂わせているそのパン屋はフランスのパンを主においている。そのなかでも私が心奪われたものがクロックムッシュなるパンだ。ハムとチーズをサンドし、その上にホワイトソースがかかっている。クロックムッシュ、日本語に訳すと「かりっとした紳士」、なんておしゃれなのだろう。フランスでは軽食としてこのパンがよく食べられるそうだ。

 京都の街中でクロックムッシュをほおばる。目の前には町家があってあっちに行けば御所でそっちに行けば鴨川で・・・京都の小路も食べ物ひとつでシャンゼリゼ通りに変わってしまう。

 「食べる」という行為は、本能だ。生物の活動の上での必要なエネルギーを得ることが出来ればそれだけで事足りる。しかし、限られた人生で1日三回以上もお付き合いをする食事なのだ。無味乾燥な食事のために短い人生の大半を充てたくはない。視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚、食事をするのに五感のどれも休ませるわけにはいかないのだ。そして小路をシャンゼリゼ通りに変えてみせる想像力も働かせる。

 食欲の秋、煩悩に負けたものではないだろう。今年の秋は食をめいっぱい楽しもう、そして、生きていることをめいっぱい感じよう。なんだか素敵な秋になりそうだ。
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