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第26回全国都道府県対抗女子駅伝が今日の午後行われた。はじめはテレビで見ていたが、コースからそう遠くない場所に住んでいるので、せっかくだから見に行こうと外へ出た。
私の地元京都は2区から1位になり、そこからトップを守って、大会新記録で優勝した。私が見たときは既に2位とだいぶ差をあけていて、兵庫が後を追っていた。 47人通過するのを見、折り返して戻ってきたときもまた見に行った。生でみるとやはり違うものだな、と感じた。
なにしろ速いので、目の前を通るのはあっという間だ。しかし、その間にも選手たちの息遣いや足音が確かに聞こえる。はたしてちゃんと届いているのかどうかわからないが、沿道の人たちが「京都がんばれよー!」とか「山梨ファイト!」とか言って応援している。その中を颯爽と走っていく姿は、圧倒的であったり、きれいだったり、うれしかったりかなしかったりする。
走るというのは、手を振り足を動かして前にすすむということだけれど、そのときには、実は選手の内面にあるものが多分に出てきていると思う。これまでの練習とか様々な経験といったことや、自分の意識や想い、あるいは言葉にできない何かがあらわれてきて、見る人に何か伝わってくる。
ひとりのランナーが走るという行為に、何人の人が関わったか(ある人はコーチをしただろうし、ある人はいろんな面でその人を支えてきたに違いない)、ということを、声援をきいていて、思わずにはいられないし、必死に走っている選手を見ると、襷のいかに重いことだろうとか、都道府県を代表して走る気持ちとはどんなものだろうとか、思ってしまう。
そのような感情をぬきにしても、実力ある人の体の動きってただならない力があって、見るに堪えるものだ。単純にいってしまえば、とても格好良いのだ。
正直に言って、数年前まで、スポーツは自分がやってこそ楽しいものだと思っていたが、見てる側にこんな大きな感動をもたらすのかと、生で見るたびに思う。まっすぐ前に向かって走る姿に、いわゆる「現代テキな」嫌な要素はない。
さて、(蛇足だが)、沿道にいると、係りのおばさんが近寄ってきて、旗を渡してくれた。はじめは気付かなかったが、よく見ると下のほうに「その感動も受信料から」と書いてあった。まぁ、これはこれで重要な問題でありますが。