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 昨日、京都では、今季初でしょうか、結構しっかりと雪が降りました。毎年センター試験の季節に降っているような気がします。受験生にとってみれば本当に迷惑な話ですね。
 さて、普段から折りたたみ傘を持っている私。地下の講義室から出て空より白き花の降れるを見ても動じず怖じず、鞄から傘を取り出し、それを拡げて歩き出します。雪の粒は傘の皮に当たって、雨とは違う、微かな音を立てて融けてゆきます。その音の何と謙虚で、何と日本的なことでしょうか。私はせわしなく歩く人々の群れの中で風流を感じていました。
 国文法の用語に「擬音語」と「擬態語」というのがありますが、「雪がしんしんと降る」と言う場合の「しんしんと」と言うのは一体どちらに分類されるのでしょうか。恐らく擬態語の方でしょう。周りの音を全て消し去って降るような雪の様子を「しんしん」と言ったものだと思います。但し擬態語も発音される以上は音声的なイメージを伴います。謂わば「隠された音」「聞こえない音」を人間の口によって音声化している、といったところでしょうか。私は折りたたみ傘を通して「聞こえない音」を聞いてしまったのではないだろうか、そんな気がしています。
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