孝太郎編集員と、ゲストの方とで、かわるがわる記事を書いてゆきます。孝太郎本体に関するお知らせ(ex.第○号を出しました!)をここですることもあります。
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小林秀雄の講演が収められたCDをきいた。
とても面白く、これはすごい人だ、なんて思ったが、しかし「さすが小林」という感じとは少し違った、というのも、「無常といふこと」などの著作から想像されるイメージとは異なっていたからだ。
そういえば坂口安吾の文章に、小林秀雄をボロカスに言っているものがあったけど、自分にそんなことできるわけもなく、「歴史というのは、思い出すことなんです」と語る場面など、妙に感心したりした。
で、CDの中には「文章について」という題がつけられた話があって、私もこうして毎週文を書いている身だから、どんなことを言うのかと興味を持ってきいたのだが、まず最初っから、文を飾ったって文は生きないんです、とか、文は率直に書くべきなんです、とかいうのからはじまって、古事記の話がでてきたりいろいろ続いて、これをきいてすっかりまいってしまった。私、文飾ろうとしてるし。率直になれないし。
こんなわけで、今回原稿を書くのに困ってしまって、結局時間がせまってきてあわててこんなものを書いた次第である。
小林秀雄のCDは私はおすすめできると思う。興味があればきいてみてほしい。
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