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一生に一度,自分の集大成として本を出版したいと願う人が案外多いようです。それが小説であったり評論であったり,文字通り自叙伝であったりとその中身はさまざまですが,とにかく本を書くということが何か記念碑的に捉えられています。
成程,そう考えると自分も薄っぺらいものでも書いてみたくなります。若干。タイトルは「人間失格」とでもしましょうか。うそです。何か自分が生きた証を残したいと願う人は多いですが,だからといってみんなが銅像を立てたりできるわけではない,そんな中で名前が残り,自分が反映されたものとして手っ取り早くお手軽なのが本,と言うわけでしょう。
結構面白いと思いますが,いつ書いたら満足なものができるのでしょうね。人生の集大成としたいなら遺言と並行するべきでしょうか。小説にしても,評論にしても,自分の思想が一冊に固められてしまうのを見るのは案外怖いことと感じます。一部の本にあるような独りよがりの言いっぱなしになってしまわない本を,最初で最後の機会に。うん,難しい。
退職したあたりで始めてみるのも面白いかもしれないですね。かなりの確率で仕事で学んだことや処世術,後身への説教になりますが。いや,退職寸前のほうが職場で話題になるでしょうか,それとも二,三十代で書いて後々見返していくか,思い切って大学生くらいのうちにこっそり書き溜めておこうか…
考えていくうちにいつ本を書いてもそれなりに面白い,という簡単な結論に至りました。何にせよ内容が無ければ古紙同然になるゆえ,それが書けたら逆にいつでも面白いわけです。ものを書くことは人生の集大成にするにはちょっと勿体無いかもしれないですね。いつでも面白いのに。