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 今年一月、広辞苑が10年ぶりに改訂され、第六版が発行された。いろいろの新語が追加されたとかで話題になっていたが、私などは辞書が本屋の入り口に近いところ、ポスターとともに置いてあるというその状況が何となく新鮮で面白みを感じてしまう。
 思えばこの10年の間に電子辞書が随分と普及した。それどころかいまや携帯電話やウェブ上でも手軽に辞書が引けてしまう。情報化という言葉ともぴったり来る現象であるが、いまや知識は、あらゆるハードに偏在してしまっていて、というかあらゆる場所からアクセス可能なものになってしまっていて、有り難みを失くしたように思うのである。そこへ来て今回の広辞苑改訂。何となく時代感覚から外れていて快いものがある。
 紙にチタンを使うことでページ数は五版から増えたものの、本全体は薄くなっている、というエピソードも私の心を刺激した。唯物論ではないが、形而上的知識が物質の基礎の上に立っているという感覚は、どこか我々を安心させるところが無いだろうか。今度本屋に立ち寄った際には是非とも広辞苑を持ち上げてみて、「知識の重み」を実感してみて欲しい。
 とはいえ今後新しい電子辞書には勿論第六版の広辞苑が収録されることになるだろう。あまり時代の進歩を嫌ってばかりいるわけにもいかないなとも思う。

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急いでアップしたために明らかな文章のミスがありましたので改訂しました。(2/23 金曜担当者)
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