孝太郎編集員と、ゲストの方とで、かわるがわる記事を書いてゆきます。孝太郎本体に関するお知らせ(ex.第○号を出しました!)をここですることもあります。
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電車の一番端で、走る方向と逆の方の車両の更に一番端に座ると、運転室の窓を通して電車が走ってきた風景を見ることができる。このように進むのとは反対の風景を見ることができるのはなかなか珍しい。
同じように後ろを見るにしても、車から覗くのとは全然違う。車は室内そのものが狭く広く見通す余裕はない。しかし電車の運転席の窓は見通しの良い大きさであるから、かなりの広さの風景を見通すことができる。
そしてもう一点に、車は窮々と列を連ねることが多いが、電車は後ろに迫り来るものがまずない。そんな環境が、気持ちをゆったりとさせる。
電車は傍から見れば車以上の速さで進んでいるはずだが、後ろを眺めているとなぜかそんな速さを感じない。少しずつ見える風景が広がっていく一方で、最初に見た風景はだんだん遠のいていく。
ゆったりとした気持ちで広々と時間の経過に似た風景の移り変わりを眺めていると、ついいろんなことを思い出してしまう。そして時が流れていることを感じる。やがて電車が止まってしまうと、現実の時間に降り戻されるように、その感覚は消えてしまう。普段忙しい人ほど感覚の振れ幅は大きくなることだろう。
そういえば2時間ドラマのエンディングなんかには、同じ風景がよく用いられる。見ているうちに、ドラマの中の出来事をゆっくり思い返そうという気分にさせられる。なかなか選び抜かれた背景だったんだな、と思う。
同じように後ろを見るにしても、車から覗くのとは全然違う。車は室内そのものが狭く広く見通す余裕はない。しかし電車の運転席の窓は見通しの良い大きさであるから、かなりの広さの風景を見通すことができる。
そしてもう一点に、車は窮々と列を連ねることが多いが、電車は後ろに迫り来るものがまずない。そんな環境が、気持ちをゆったりとさせる。
電車は傍から見れば車以上の速さで進んでいるはずだが、後ろを眺めているとなぜかそんな速さを感じない。少しずつ見える風景が広がっていく一方で、最初に見た風景はだんだん遠のいていく。
ゆったりとした気持ちで広々と時間の経過に似た風景の移り変わりを眺めていると、ついいろんなことを思い出してしまう。そして時が流れていることを感じる。やがて電車が止まってしまうと、現実の時間に降り戻されるように、その感覚は消えてしまう。普段忙しい人ほど感覚の振れ幅は大きくなることだろう。
そういえば2時間ドラマのエンディングなんかには、同じ風景がよく用いられる。見ているうちに、ドラマの中の出来事をゆっくり思い返そうという気分にさせられる。なかなか選び抜かれた背景だったんだな、と思う。
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