孝太郎編集員と、ゲストの方とで、かわるがわる記事を書いてゆきます。孝太郎本体に関するお知らせ(ex.第○号を出しました!)をここですることもあります。
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春に
一つの花が綻んだ
高まる鼓動
切実な熱情
寒風吹き荒ぶ精神の冬にあって
花は確かに柔らかな光を放った
一つの花が薫った
蒼天の共鳴
これこそが世界なのだ
流れ出した空気に乗って
新しい現実がすぐ傍で照れていた
一つの花が歌った
離れゆく花々の跡を
言葉で埋めるように
残された花へそっと
氷雨がやがて降った
一つの花が散った
崩れ落ちるように
花弁が落ちて地に波が立つ
梢から遠く離れたそれは
漂いながら全存在の前で眼を閉じた
花の命を祝福する
言葉の残響
花は本当だった
永劫の中に身体を溶かし
やがて来る時の中へ流れ込みながら
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